前回は、「在原業平の墓」を尋ねて自転車旅で、
滋賀県高島市マキノ町在原を訪問した所まで紹介しました^^
▼伝、在原業平の墓
今回は、その在原村を訪ねて・・・の続きです^^;
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今もなお昭和以前の香りが漂う在原集落
滋賀県高島市マキノ町在原は、もの凄い田舎でして、、、
現在も昭和時代以前の名残を多く留めた地域です。
村の周囲は、棚田のような田園風景が広がっています。
そして、村の家々は、全部ではないですが、
約3割くらいは、下記の様な茅葺屋根が今も現存しています。
特に、茅葺屋根で凄いなと思ったのが、下記の家。
茅葺屋根だけでなく、周囲までトタンで覆ってあります。
これは何故かと言うと、この在原は豪雪地帯でして、、、
冬の間、下記のように囲っておかないと、雪でうずもれてしまうんですね。
だから、トタンで周囲を覆ってあるのです。
(下記の家は、管理が大変なので、冬場の姿を留めたままなのでしょう)
下記のように、トタンだけでなく、木材で囲っている家もあります。
そして、下記の様な朽ちかけたボロボロの土塀の小屋も。。。
非常に味のある建物です。
在原の村の中は、基本的に店舗は、(わずか1店舗を除いて)他にはありません。
その唯一の店と言うのが、、、「在原の業平そば」です。
本当は、管理人、ここのそばを食べたかったんです^^;
ですが、自転車旅の途中で、朝9時頃に訪れた事もあり、当然閉まってました。
(ちなみに、「在原の業平そば」は、そば以外にもジビエ料理も食べさせて貰えます。
営業時間は朝11時から昼14時までです)
村の見どころと言うのは、在原業平の墓や街並み以外はありませんが、
村の中央には、村の鎮守である「日吉神社」がありました。
ただ、ここも、由緒書きなども無くて、
特に、在原業平の伝説などが残っているという訳ではなかったです。
村の中央を流れる竜田川
ただ、在原業平の関連で、非常に面白いな!と思ったのが、その地名です。
実は、この村の中央を流れる川、、、良く見ると、竜田川になっているんですね^^;
皆さんご存知でしょうが、「ちはやふる・・・」の句に出てくるのが竜田川です。
在原業平朝臣
ちはやふる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは
まぁ、上記の句の竜田川は、「風神」を祀る古社『龍田大社』のある
奈良県の方の竜田川であるのは間違いありませんが、、、
それでも、この在原業平のあまりにも有名な和歌の影響でしょうか。。。
恐らく、後世の人が、村に流れる川の名前を、竜田川に替えたんでしょうね。
とまぁ、こんな感じで、在原業平の隠棲の地を巡って見た訳ですが、、、
改めて思ったのは、「なぜ、在原業平は晩年になってここに住んだのか?」ってことですね。
京の都会とは比べ物にならない外部の人が殆ど来ない田舎で、しかも、山の中の豪雪地帯です。
そんな所に、晩年住むようになった彼の想いはどんなだったのだろう?と思いますね。
思えば、在原業平が仕えていた惟喬親王も、山中で隠遁生活をしていましたが、
木地師繋がりで、裏のネットワークとかがあったのかもしれませんね。
(少し離れますが、隣の朽木村にも、木地師の村があったりします)
ま、そんな感じで、色々と思いを馳せつつ、お盆休みに在原村を巡ってきました^^;
最後は、在原村から、白谷温泉へと抜けて、マキノのメタセコイア並木も見て来ました。
▼メタセコイア並木
たまには自転車で巡る旅も良いもんですね^^
良かったら、あなたも、琵琶湖一周の自転車旅やってみて下さい^^ノ
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