今回は、千と千尋の神隠しにおける、、、
海原鉄道の駅名の由来と、その思想を解き明かします^^
千と千尋の神隠しで、海原鉄道に出てくる、下記のカット図。
ちまたでは、この女性が、蛍の墓の節子だと言っている人も多いみたいです。
【画像はfile.urban55.o-oi.netより引用】
それはともかく、、、実は、このカット図だけで、実は多くの事が分かります。
海原鉄道の駅名と、、、隠された方位
ぱっと見て分かるのが、、、駅の表札ですね。
一つ前:南沼駅(※ただし、南泉駅という可能性もアリ)
今の駅:沼原駅
一つ後:北沼駅
こう言う状況です。
つまり、駅名に、南北があることから、、、
この時点で、下記のような位置関係であろう、というのは、おおよそ察しが出来る訳です。
それで、、、次に、このシーンの時間帯を考えてみましょう。
この沼原駅のシーンは全体的に、赤みがかっています。
さらに、この沼原駅を出た後に、夜のネオンが車窓から見えるようになります。
【画像はfile.urban55.o-oi.netより引用】
つまり、、、この沼原駅に着いたのは、夕方なのです。
だとすれば、、、このシーンの光源は、西日であると理解する事が出来ます。
そして、そう考えると、影の向かっている方角が、東ですね。
ただ、完全に日が沈んだ訳ではないので、
この東西軸は、やや赤波線方向にずれる可能性もあります。
このようにして、考えていくと、恐らく、この海原鉄道の進行方向は、、、
子の方角(真北)、丑の方角(北北東)、丑寅の方角(北東)、、、
この辺りで、収まりがつきそうな感じなのです。
ここまでは、絵柄だけで分かりますよね。
海原鉄道の全体的な駅名から見える思想
そして、最後に考えないといけないのが、全体的な駅名ですね。
油屋駅
南沼駅(※ただし、南泉駅という可能性もアリ) 沼原駅
北沼駅
沼の底駅
判明しているのは、ここまでですが、、、
全体的に、水に関わる駅名で、、、
特に、『沼』がキーワードになっているのは間違ってなさそうです。
それで、実を言うと、五行で考えると、、、
「沼=湿った土」に該当するのが、、、『丑の方角』なのです。
冬の水気と、土気のある丑が交わる場所なので、、、沼=丑の方角 と考えて良いです。
だから、、、この海原鉄道は、
恐らく、丑の方角の北北東に向かっていると思われます。
(もしくは、最終目的地が、沼の底、、、ですから、丑寅の方角かもしれません)
まぁ、こう言う事を絵で示すためには、南北軸が必要になってきます。
このために、沼原駅の前後に「南・北」を含んだ駅名が付けられたのではないでしょうか?
したがって、北沼駅、南沼駅(南泉駅)は、
方位を示すために付けられた駅名で、適当に付けられた駅名では無い!
・・・と言う事が分かってくるのですね。
と言う事で、千と千尋の神隠しは、油屋だけじゃなく、
海原鉄道の方向にも、五行や方位が深く計算して作られている形跡が見える
、、、というお話でした^^